「資格試験なんか役に立たない」という偉そうなことが言えるのは、RubyのVMやガベージコレクタは私が書きましたとか、Webサービスを10個ほど作った経験があってフレームワークやライブラリのパッチでOSSに日常的に貢献していますというような実績がある人です。オープンソースの世界には、そういう力のある人はウヨウヨいます。だから、実力を示したいエンジニアはオープンソースで何か貢献するのが近道だし、世の中的にも良いことじゃないかと思います。でも、いきなりそんなことができる人ばかりじゃないですよね。これからRubyに取り組もうという人や、企業の採用担当者にしてみれば、資格というのは、最低限のスキルがあることを示す良いシグナルになるように思います。
開発案件を委託する側からしても、「うちはRubyのエキスパートが揃っています」と主観で言われるよりも、「Ruby技術者認定試験の保有者が5人います」というほうが客観性があって安心できると思います。資格試験を鼻で笑える実力があるのなら、よほど広く知られた実績でもない限りは受験して合格してしまったほうが物事がスムーズに進むことが多い。それが資格というものなのかなと思います。